設定&登録フォームを用意する

TOPページdream.php 最新版をダウンロード後、「手書きでPHPファイルを作って導入」の解説に沿って、dream.phpの設定をしてください。自作で登録フォームのページを作りたければ、名前登録フォームのページ作成まで進めてください。

既にサイトでdream.phpを使っている場合

設置済みのdream.phpで保存されたCookie登録内容が使われるので、新規にDL・設置する必要はありません。

JavaScriptを読み込む

dream.php本体に追加してJavaScriptファイルをダウンロードしてください。

JavaScriptはクライアントサイドスクリプトなので、閲覧者によっては名前変換が有効にならなかったり、ページが表示されてから変換されるまでにタイムラグが発生する場合があります。より多くの環境に対応したい場合は、DreamViewerやWordPressを使ったり、PHPファイルの作成に取り組む方法(PHPコードをコピペして、HTMLファイルの拡張子を.php変える)もご検討ください。

カスタム表示は一部のみ対応しています(PHP出力と一部仕様も異なります)。

確認環境:[PC] Chrome/Firefox/Edge, [iPhone] Safari/Opera, (レガシーブラウザ切り捨て)

2024年4月14日
v.2.6 classメゾッド時の誤変換不具合修正
2024年2月4日
v.2.5 機能追加(カスタム表示:途切れ区切の記号の変更)
2023年12月29日
v.2.4 機能追加(カスタム表示:最後の文字の母音(小))
2023年11月10日
v.2.3 classPrefixが一文字のとき動かないのを直しました
2023年11月5日
v.2.2 encoding.jsとの併用によりShift_JIS保存の登録名を出力可能に
2023年4月14日
v.2.1 機能追加(カスタム表示、defNameオプション、wordFormatオプション)
2022年11月29日
v.2.0 不具合修正 + 機能追加
2022年11月25日
v.1.0公開

use-dreamphp.min.zipをダウンロード&解凍してください。(help > ZIPファイルの解凍(展開)方法、圧縮方法

登録名を表示したいファイルのHTML内(スキン/テンプレート/テーマファイルがあるスクリプトであればそれ)の、</body>直前に以下のコードを書きこんでください。
自己責任の力業ですが、スキン式ではない場合でもプログラム内のどこかには出力されるHTMLが書かれてるはずなので、</body>を探し出して書き足せば使えます。

環境に合わせてsrc値のパスは書き換えてください。
スキン(テンプレート/テーマ)式のプログラムでお使いの場合は、スキンファイルからの相対パスではなく、実際に適応されたページ(プログラム本体)からの相対パス、もしくはルートディレクトリからのパスを指定してください。

<script src="use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
<script> new dreamphp({}); </script>

編集可能箇所に限りがあるのであれば、</body>直前以外で読み込んでも構いません。もし<head>内や<body>の直後など、変換箇所より前にしか書けるところがない場合は、下記のように書き方を変えてください。

<script src="use-dreamphp.min.js"  charset="UTF-8" defer></script>
<script>
document.addEventListener("DOMContentLoaded", () => {
   const dreamphp_inc = new dreamphp({});
});
</script>

必要に応じて、自動出力の登録フォームか、ご自身で作成した登録フォームのページへリンクをはってください。

<a href="dream/dream.php?form">登録フォーム</a>

Shift_JIS版の登録情報を使う

use-dreamphp.jsだけでは、Shift_JIS版のdream.phpで保存された登録名を正しく処理できません。

use-dreamphp.js ver.2.2以降のバージョンでは、encoding.jsを併せて読み込ませることで、Shift_JIS版で保存した登録名を出力できるようになります。

use-dreamphp.jsを読み込ませるよりencoding.jsを読み込ませてください。
読み込みの順番(記述の順番)が逆だと動きません。

<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/encoding-japanese/2.0.0/encoding.min.js"></script>
<script src="use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
<script>new dreamphp({});</script>

Githubからダウンロードしてご自分のサーバーにアップロードしたencoding.jsを使っても構いません。

置き換え対象のHTMLを書く

登録名に置き換える対象をHTMLで記述していきます。対象は三種類から選べます。

  • 設定のdata属性を持つ任意の要素[初期値]
  • 設定のclass名を持つ任意の要素
  • 設定の範囲内にある設定の文字列

初期値以外の方法を使うにはオプションパラメーターを設定する必要があります。各方法については#methodオプションもあわせて参照してください。

data属性を設定した要素を置き換える

登録名を表示したいところに以下の要素を使ってください。
data-dreamphp属性の属性値と合致する項目番号の登録名があった場合、要素の内容(デフォルト名)が置き換わります。

<span data-dreamphp="項目番号">デフォルト名</span>

デフォルト名部分はなくても動作しますが、以下のような場合だと何も表示されません。

  • Cookieが未登録かつdefNameオプションが未設定
  • 通信不具合などでuse-dreamphp.jsが読み込まれなかった
  • JavaScriptを無効にしていたり、未対応の環境

「私の名前は<span data-dreamphp="0"></span>です」➝「私の名前はです」

デフォルト名や「姓」「名」「●●●」のような代替文字列があったほうが、どんな環境でも文脈が読み取りやすくなるので、より多くの方に読んでもらえるようになるかと思います。デフォルト名はdream.phpの設定ファイルで決めたものとは関係なくつけられます。

要素名は<span>に限らず、指定のカスタムデータ属性がついている要素の全てが置き換え対象になります。他に属性があっても構いません。

<b data-dreamphp="0">花京院</b>
<var data-dreamphp="1" aria-label="名前">典明</var>

データ名(data-dreamphpの部分)はオプションで変えられます。

カスタム表示

後述のカスタム表示が可能です。現バージョンでは途切れ区切の記号は「…」に限定です ⇒ ver.2.5から途切れ区切の記号を任意に変更可能です。

data-dreamphpの項目番号に続けてカスタム表示タイプを追加するか、data-customtypeの指定でカスタム表示タイプを指定できます。
data-custommarkの指定で途切れ区切の記号を指定できます。指定がなければ「…」で出力されます。

<span data-dreamphp="項目番号カスタム表示タイプ">デフォルト名</span>
<span data-dreamphp="項目番号カスタム表示タイプ" data-custommark="記号">デフォルト名</span>
<span data-dreamphp="項目番号" data-customtype="カスタム表示タイプ">デフォルト名</span>
<span data-dreamphp="項目番号" data-customtype="カスタム表示タイプ" data-custommark="記号">デフォルト名</span>

登録名、およびdefNameオプションで設定したデフォルト名はカスタムされますが、要素の内容の「デフォルト名」部分はカスタムされません。デフォルト名の状態でもニュアンスを正しく伝えたければ、カスタム後の状態を書いてください。

GOOD: デフォルト名のまま読んでも自然
<span data-dreamphp="2n">か</span>、
<span data-dreamphp="0" data-customtype="t">花…京院</span>
登録名があれば「と、登…録名」となり、デフォルト名のままでも「か、花…京院」と表示される

class属性を設定した要素を置き換える

登録名を表示したいところに以下の要素を使ってください。
class名のdreamphp-項目番号に含まれる項目番号の登録名があった場合、要素の内容(デフォルト名)が置き換わります。

<span class="dreamphp-項目番号">デフォルト名</span>

デフォルト名部分はなくても動作しますが、以下のような場合だと何も表示されません。

  • Cookieが未登録かつdefNameオプションが未設定
  • 通信不具合などでuse-dreamphp.jsが読み込まれなかった
  • JavaScriptを無効にしていたり、未対応の環境

「私の名前は<span class="dreamphp-0"></span>です」➝「私の名前はです」

デフォルト名や「姓」「名」「●●●」といった代替文字列があったほうが、どんな環境でも文脈が読み取りやすくなるので、より多くの方に読んでもらえるようになるかと思います。デフォルト名はdream.phpの設定ファイルで決めたものとは関係なくつけられます。

要素名は<span>に限りません。他に属性やclass指定があるのも構いませんが、複数のclass名を指定する場合は一番最初に名前変換用のクラス名を書いてください

<b class="dreamphp-0">城之内</b>
<i class="dreamphp-1 dreamName" data-story="yugioh">克也</i>
これはNG: <span class="namae dreamphp-2">なまえ</span>
これはOK: <span class="dreamphp-2 namae">なまえ</span>

該当するクラス名を複数つ場合は、先に指定されている方を読み込みます。

<span class="dreamphp-4 dreamphp-1">項目番号「4」の登録名と置き換わる</span>

クラス名(dreamphp-の部分)はオプションで変えられます。

カスタム表示

後述のカスタム表示が可能です。

クラス名に項目番号に続けてカスタム表示タイプを追加してください。

<span class="dreamphp-項目番号カスタム表示タイプ">デフォルト名</span>

ver.2.5以降、data-custommarkの指定で途切れ区切の記号を指定できます(classだけでの指定は現状できません)。指定がなければ「…」で出力されます。

<span class="dreamphp-項目番号カスタム表示タイプ" data-custommark="記号">デフォルト名</span>

登録名、およびdefNameオプションで設定したデフォルト名はカスタムされますが、要素の内容の「デフォルト名」部分はカスタムされません。デフォルト名の状態でもニュアンスを正しく伝えたければ、カスタム後の状態を書いてください。

GOOD: デフォルト名のまま読んでも自然
<span class=dreamphp-2n">じ</span>、
<span class="dreamphp-0t">城…之内</span>
登録名があれば「と、登…録名」となり、デフォルト名のままでも「じ、城…之内」と表示される

設定の範囲内にある設定の文字列を置き換える

data-scope="dreamphp"をつけた任意の要素内の、「{NAME項目番号}」(項目番号は0~8まで)という文字列が、該当の項目番号の登録名と置き換わります。半角全角大文字小文字が合致していなかったり、スペースや改行を含んでしまうと置き換え対象として認識できなくなって置き換わりません。

<div data-scope="dreamphp">

{NAME0}{NAME1}さん、こんにちは

{
NAME0
} や { NAME1 } や {name2} だとダメ

</div>

変換を含む範囲を<div data-scope="dreamphp"></div>で挟むか、スキン式のスクリプトの場合は既存のスキンの構造に[data-scope="dreamphp"]を付け足してもいいです。見た目に影響を与えるようなことはありません。範囲はページ内にいくつあっても構いません。

<div class="comment" data-scope="dreamphp">
     <!-- ▼ここに本文が挿入されます。 -->
    [[COMMENT]]
</div>

置き換わるのは通常ディスプレイに表示される文字列(テキストノード)だけです。CSSのcontentやJavaScriptであとから追加される文字列は変換されません。

<!-- コメントの部分{NAME1}とか-->
<a title="タグ内{NAME3}とかは" href="#{NAME1}置き換わりません">置き換わるのは{NAME2}ここだけ</a>

対象範囲のセレクター、および置き換え対象の文字列は、それぞれオプションで変えられます。

デフォルト名を設定することもできます。

範囲は、より少ない要素しか含まず、ページ内により少ないほうが、処理が少ないので置き換えがはやく完了します。

Blogだったら置き換え処理が確実に必要のない要素が沢山含まれているメニューやサイドやフッターは除いた部分にするなど、ある程度範囲を絞ったほうがサイトが重くなりづらいです。
不要な置き換えが起こらないよう、自分で内容に責任を持てる記事内容の本文のみにあたる範囲への設定もお勧めです。

BAD : 無駄な処理が多くなる
<main data-scope="dreamphp">
  <article>
     <h1>朝</h1>
     <div class="content">
       {NAME0}{NAME1}さん、おはよう
     </div>
  </article>
</main>
GOOD : 処理が少なく済む
<main>
  <article>
     <h1>朝</h1>
     <div class="content" data-scope="dreamphp">
       {NAME0}{NAME1}さん、おはよう
     </div>
  </article>
</main>

カスタム表示

後述のカスタム表示が可能です。

「NAME項目番号」に続けて「:カスタム表示タイプ」を追加してください。

{NAME項目番号:カスタム表示タイプ}
{NAME0:t}
{NAME3:n}、{NAME1:c}

「:」やカスタム表示タイプの前後にスペースや改行などが含まれると動きません。

とぎれやくぎりのカスタム表示タイプの後に「(記号)」(丸括弧開 記号 丸括弧閉)を追加で、希望の記号に変えることができます。

{NAME0:t(、)}

カスタム表示タイプについて

対応しているカスタムタイプは以下の通りです。

カスタム表示タイプと表示例
タイプ内容表示例
tとぎれ名…無し子
cくぎり名…無…し…子…
n先頭(最初一文字)
f末尾(最後一文字)
s最後一文字の母音(小)

拗音促音長音はそれぞれの文字が一文字換算されます。

名前が「キャシー」だと
とぎれは「キ…ャシー」
くぎりは「キ…ャ…シ…ー…」
先頭は「キ」、末尾は「ー」

「最後の一字の母音」は登録名がひらがなかカタカナの場合のみ有効です、ふりがな項目で使ってください。長音促音は母音が付きません。

複数のカスタム表示タイプを指定することはできません。例;{{NAME:0ts}}

オプションパラメーターの設定

呼び出しの引数にオプションを設定できます。dreamphp({この部分})に書きます。値は必ず引用符で囲ってください。
オプションの設定は順不同で、全て任意です。

オプション内容一覧
オプション名入力値説明
methoddata | class | word置き換え対象選択
defName任意のデフォルト名の配列置き換えデフォルト名
dataName任意の半角英数data属性置き換え時のdata名
classPrefix任意の半角英数字class属性置き換え時のclass名の接頭辞
wordFormatcurly | hash | square | slash | hyphen | angle | none文字列置き換え時の独自タグ形式
words任意の変換対象文字列の配列<文字列置き換え時の対象文字列
wordScope任意のセレクター文字列置き換え時の対象範囲セレクタ
example: (初期値)
<script>
new dreamphp({
   method : 'data',
   defName: [ ],
   dataName : 'dreamphp',
   classPrefix : 'dreamphp-',
   wordFormat : 'curly',
   words : [ 'NAME0', 'NAME1', 'NAME2', ... ],
   wordScope : '[data-scope="dreamphp"]',
});
</script>

methodオプション

設定値説明
data設定のdata属性を指定した任意の要素[初期値]
class設定のclass名を持つ任意の要素
word設定の範囲内にある設定の文字列

上記の3つに当てはまらない語句が設定された場合は[data]が適応されます。

data属性での指定

利点
最新のHTMLに則っていて、文法的にもスマートです。
自然なデフォルト名が自由に付けられます。
同ページ内の複数の作品や、細かい条件分岐ができない場合も、作品ごとに異なるデフォルト名にできます。
注意点
HTMLファイルやスキン内などHTMLを直に書ける場合ならいいですが、日記などのスクリプトの投稿内容ではHTMLが反映されず、data属性をつける手段がない、もしくは反映させるのにカスタマイズが必要になる場合も多いです。
お勧めの使える場面の例
自作のHTMLファイル、メール送信のお礼画面のスキン、HTMLコードを編集して投稿できるblog等

class属性での指定

利点
自然なデフォルト名が自由に付けられます。
同ページ内の複数の作品や、細かい条件分岐ができない場合も、作品ごとに異なるデフォルト名にできます。
注意点
HTMLファイルやスキン内などHTMLを直に書ける場合ならいいですが、日記などのスクリプトの投稿内容ではHTMLが反映されず、class属性をつける手段がない、もしくは反映させるのにカスタマイズが必要になる場合が多いです。ただ、data属性よりは、使えるようにする手段が用意されている可能性があります。
お勧めの使える場面の例
HTMLコードを編集して投稿できたり独自文法で投稿内容にclass名を設定できるblog等

文字列置き換え

利点
HTMLタグが自由に使えない場合でも変換できます。
注意点
予定外の部分で置き換えが起こらないように注意が必要です。
デフォルト名(置き換え対象文字列)はページ一律です。
HTML構造を理解して、適切な置き換え範囲を設定する必要があります。
他のメゾッドより若干処理に時間がかかります。(誤差はある
お勧めの使える場面の例
HTMLを投稿できないblog等

defNameオプション

dataメゾッド・classメゾッドの場合
未登録時やJavaScript無効環境は置き換え対象要素の内容(<span>ここの部分</span>)が表示されるので、特別設定する必要はありません。
HTMLには「姓」「名」のような汎用置き換え文字列を記載して、特定の状況でdefNameオプション値を切り替えて特定のデフォルト名を自動設定するのはあり。
wordメゾッドの場合
defNameオプションを設定すると、未登録時にデフォルト名が表示できます。
JavaScript無効環境(未対応、OFFにしてる、通信不良でuse-dreamphp.jsが読み込まれなかった等)は置き換え対象文字列({NAMEx})がそのまま表示されます。

項目番号0からカウントアップでデフォルト名を羅列してください。特定の項目番号だけの設定はできません。一つ一つ引用符で囲って、半角カンマで区切ってください。配列として取り扱うので、全体を[]で囲ってください(項目が1つでも)。

new dreamphp({
   defName : [
      '項目番号0のデフォルト名',
      '項目番号1のデフォルト名',
      '項目番号2のデフォルト名',
      '項目番号3のデフォルト名',
   ],
});
defNameオプション変更サンプル
new dreamphp({
   defName : [ "田中", "花子" ],
});

dataNameオプション

methodが「data」のとき使います。初期値は「dreamphp」です。

ページ内で使われる他のデータ名と被らないものにしてください。dataの名前には小文字の半角英字と数字、ハイフン、アンダースコア、ドット、コロンのみが使えます。

<span data-dreamphp="0">名前</span>
detaNameオプション変更サンプル
new dreamphp({
   dataName : 'id', // data名を id にする
});
<span data-id="0">苗字</span><span data-id="1">名前</span>

classPrefixオプション

methodが「class」のとき使います。初期値は「dreamphp-」です。

ページ内で使われる他のクラス名と被らないものにしてください。

クラス名は半角英数、ハイフン、アンダースコアのみが使えます。数字からは始められません。なので、接頭辞を無しにすることもできません。

<span class="dreamphp-0">名前</span>
classPrefixオプション変更サンプル
new dreamphp({
   classPrefix : 'names', // 接頭辞を names にする
});
<span class="names0">苗字</span><span class="names1">名前</span>

wordFormatオプション

methodが「word」のとき使います。初期値は「curly」です。

設定値記述例使用記号
curly{文字列}半角波括弧
hash#文字列#半角シャープ
square[文字列]半角角括弧
slash/文字列/半角スラッシュ
hyphen-文字列-半角ハイフン
angle《文字列》全角二重山括弧
none文字列無し(文字列そのまま)

上記に当てはまらない語句が設定された場合は[curly]が適応されます。

併用のスクリプトによっては、一部の記号が消されたり他の置き換え対象になっていることもあるので、うまく使えないようなら別の設定値に変えてみてください。

[none](置き換え文字列そのまま)にした場合は、置き換え対象文字列は一般名詞を避けるなど工夫して、置き換え対象以外でその文字列を使わないよう気を付けてください。

wordsオプション

methodが「word」のとき使います。初期値は「NAME項目番号」で項目番号0から8までです。
wordFormatオプションと合わせた文字列が置き換え対象になります。

項目番号0からカウントアップで置き換え文字列を羅列してください。特定の項目番号だけの設定はできません、必要がない項目があれば空欄にすれば置き換えが起きません。
一つ一つ引用符で囲って、半角カンマで区切ってください。配列として取り扱うので、全体を[]で囲ってください(項目が1つでも)。

new dreamphp({
   words : [
     'NAME0',
     'NAME1',
     'NAME2',
   ],
});

置き換え文字列は、全角半角アルファベットひらがなカタカナ漢字数字記号なんでもよくて、それらがどんな組み合わせで何文字でもOKです。
併用のスクリプトや環境によっては、他の内容に置き換えられたり消されてしまう文字や記号があるので、もしもうまくいかなかったら別の文字列を試してください。

wordFormatオプションが[none]の場合は、文中の想定外の箇所が置き換わってしまう可能性が高くなります。本文中に登場しない文字列を充分検討するか、[none]は諦めてwordFormatオプションを利用して置き換え対象を明確化させるのが安全かと思います。

words : [ リカ ],にしたとき、
「リカは、アメリカへ旅出った」 → 「花子は、アメ花子に旅出った」になってしまう。

wordsオプション設定サンプル
new dreamphp({
   words : [
     '苗字',    //項目番号0
     '名前',    //項目番号1		
     '',       //項目番号2:必要なければ空欄でもよし
     'なまえ', //項目番号3
   ],
});
<div data-scope="dreamphp">
  #FirstName##FamilyName#
</div>

<script>
new dreamphp({
   wordFormat: 'hash',
   words : [
     'FisrtName', 'FamilyName', 'NickName',
   ],
});
</script>
<div data-scope="dreamphp">
  [FN:みょうじ]さんのニックネームは[NN:ニックネーム]です。
</div>

<script>new dreamphp({
   wordFormat: 'square',
   words : [ 'FN:みょうじ', 'NN:ニックネーム', ],
});</script>

wordScopeオプション

methodオプションが「word」のとき使います。ここで指定した要素の範囲内に含まれる「wordsオプション」で設定した文字列を置き換えます。初期値は「[data-scope="dreamphp"]」です。

querySelectorAll()で取得するので、CSSセレクターで記述してください。

new dreamphp({
   wordScope : '[data-scope="dreamphp"]',
});

スキンファイルを編集/確認して、置き換え文字列を含む(ことになる)要素にdata-scope="dreamphp"を書き足すか、もしくはその要素のCSSセレクターを指定してください。
なにかあれば、使いたいスクリプトを添えて相談してください。

変更サンプル1
new dreamphp({
   wordScope : '.name-change > p', 
});
<div class="name-change">

  <p>{NAME0}{NAME1}さんこんにちは</p>

</div>
変更サンプル2
new dreamphp({
   wordScope : 'div.content', 
});
<section>
<h1>タイトル1</h1>
  <div class="content">
     今日は{NAME1}さんが目を覚ましました。<br>
     天気が良い一日です。
  </div>
  <div class="user">2022年〇月×日 | category1 | USER1</div>
</section>

<section>
<h1>タイトル2</h1>
  <div class="content">
    今日は{NAME1}さんが眠りにつきました。
  </div>
  <div class="user">2022年〇月×日 | category1 | USER1</div>
</section>

特定のスクリプトへの導入解説

コイブミのお礼メッセージ内で使う方法

コイブミ用のjsと一緒にuse-dreamphp.jsを読み込む記述を書いてください。どっちが先でも後でも構いません。

<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.3/jquery.min.js"></script>
<script src="koibumi_app/koibumi.js"></script>
<script src="use-dreamphp.min.js" charset="utf-8"></script>
<script>new dreamphp({});</script>

dataメゾッド、classメゾッドの場合はお礼メッセージブロック内に自由に書いてください。

<!-- お礼メッセージここから -->
<div id="koibumi_thanks" style="display:none;">
<div class="box">
  <img src="koibumi_app/example.jpg" alt="THANK YOU!">
  <p><span data-dreamphp="1">名前</span>さん、ありがとうございます!</p>
</div>
</div>

wordメゾッドを使う場合は、id="koibumi_thanks"が指定してあるdivdata-scope="dreamphp"を書き足してください。

<!-- お礼メッセージここから -->
<div data-scope="dreamphp" id="koibumi_thanks" style="display:none;">
<div class="box">
  <p>{NAME0}{NAME1}さんありがとう!</p>
</div>
</div>

てがろぐで使う方法

新規で使い始める場合は、dream.phpをダウンロードして設定~登録フォーム作成まで進めてください。
すでにサイト内で使っているdream.phpがあるなら再度DLする必要はありません。保存済みの登録名があればそれが使われます。Shift_JIS版のdream.phpを使っている場合は、encoding.jsを読み込ませてください。

classメゾッドで使う

  1. use-dreamphp.min.jsをダウンロード解凍後、tegalog.cgiと同じフォルダにアップロードし、てがろぐのスキンファイルの「skin-cover.html」を編集して、</body>の直前に以下のコードをはりつけてください。
    tegalogフォルダと別の階層にuse-dreamphp.min.jsをアップロードする場合は、適宜src値を書き換えてください。
    <script src="use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
    <script> new dreamphp({
    	method : 'class',
    	classPrefix : 'deco-',
    }); </script>
  2. 編集したスキンと、user-dreamphp.jsをアップロードしてください。
  3. てがろぐver.3.2.0以降のバージョンではclass名を自由に指定できる装飾記法があるのでそれに従って記述して投稿してください。
    [F:項目番号:デフォルト名]
    てがろぐ管理画面から、メンテナンス「設定」➝「投稿欄の表示」➝【装飾ボタンの表示設定】で、「自由装飾」にチェックを入れるとボタンクリックで挿入できるようになります
    ボタンクリックで挿入する場合は、デフォルト名部分を選択し、出てきたダイアログに使いたい登録名の項目番号を半角で入力してください。
    カスタム表示したい場合は、カスタム表示タイプを指定してください。
    [F:項目番号カスタム表示タイプ:デフォルト名]
    [F:0t:デ…フォルト名]
    カスタム表示についてはclass属性を設定した要素を置き換える > カスタム表示の項目を参照してください

wordメゾッドで使う

  1. use-dreamphp.min.jsをダウンロード解凍後、tegalog.cgiと同じフォルダにアップロードし、てがろぐのスキンファイルの「skin-cover.html」を編集して、</body>の直前に以下のコードをはりつけてください。
    tegalogフォルダと別の階層にuse-dreamphp.min.jsをアップロードする場合は、適宜src値を書き換えてください。
    <script src="use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
    <script> new dreamphp({
    	method : 'word',
    	wordScope : '.comment',
    }); </script>
  2. 編集したスキンと、user-dreamphp.jsをアップロードしてください。
  3. 以下の文字列を、項目番号を該当のものに差し換えて記述して投稿してください。
    {NAME項目番号}
    カスタム表示したい場合は、カスタム表示タイプを指定してください。
    {NAME項目番号:カスタム表示タイプ}
    カスタム表示については設定の範囲内にある設定の文字列を置き換える > カスタム表示の項目を参照してください
  4. #defName オプションでデフォルト名を設定することもできます

スキンを書き換えていてHTML構造が変わっている場合は#WordScopeオプション、項目番号9以降も変換したい場合や置き換え対象の文字列を独自に変えたい方は#wordsオプション#WordFormatオプションを確認してください。

WordFormatオプションのhashsquareは使わないでください。
hashは、ハッシュタグ機能を利用している場合ハッシュタグとして認識されてしまいます。squareはてがろぐの独自記法と誤認識される可能性があります。現状大丈夫でも、将来的にハッシュタグを使いたくなったり、てがろぐのアプデで新たな独自記法が追加されたときに競合する可能性もあるので、この二つ以外を使ってください。

特定状況によって特定のデフォルト名を使う

[[CATEGORYIDS]][[SITUATION:CLASS]]の内容や、URLのパラメータを判断材料にして、defNameオプションの値を入れ替えるようにすれば、該当のページで特定のデフォルト名を使うこともできる、はず?(未検証)

defNameオプションは特定の「投稿」ではなく特定の「ページ」でのデフォルト名なので、複数の投稿を一覧表示しているときに「投稿ごと」に違うデフォルト名を表示したいような場合は、defNameオプションではなくclassメゾッドを使ってください。

PPP(PictPostPersonal) で使う方法

新規で使い始める場合はdream.phpをダウンロードして、設定~登録フォーム作成まで進めてください。
すでにサイト内で使っているdream.phpがあるなら再度DLする必要はありません。保存済みの登録名があればそれが使われます。Shift_JIS版のdream.phpを使っている場合は、encoding.jsを読み込ませてください。

PPP公式サイトでも記事を作って頂いたので、そちらもご参考にどうぞ。

テンプレートの編集方法

追記 PPP ver.1.10.0 から、設定画面で「記事の固定フッターHTML」が設定できるようになりましたので、テンプレートを書き換えるかわりに、「記事の固定フッターHTML」の設定フォームにuse-dreamphp.jsを読み込むコードを入力してください。

PPP ver.1.10.0未満でテンプレートを編集する場合

templates/template_view.phpを、env/templates/フォルダ(なければ新規作成)内にコピーペーストして、そのenv/templates/template_view.phpを編集してください。

PPPは上記手順でテンプレートを書き換えできますが、作成者様曰く「テンプレートの自己改修は上級者向けです」とのことなので、その旨ご理解の上で編集してください。PPPのバージョンアップ時は具体的な更新内容を必ずチェックして、templates/template_view.phpに変更があった際には、適宜env/フォルダ内のファイルも修正してください。

dataメゾッドで使う

  1. env/templates/template_view.php</body>直前に以下のコードをはりつけてください。
    PPP設置フォルダと別の階層にuse-dreamphp.min.jsをアップロードする場合は、適宜src値を書き換えてください。相対パスは./から始めると、アクセスURLにあわせてパスも書き換わります。
    <script src="./use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
    <script> new dreamphp({}); </script>
  2. 書き換えたファイルとuse-dreamphp.min.jsをアップロードしてください。
  3. PPPは投稿にHTMLタグが使えるので、dataメゾッドでの記述方法に従ってHTMLタグを書いて投稿してください。

classメゾッドで使う

PPP ver.1.8から追加された、ユーザー定義スタイル(class属性の追加)の特殊記述を利用します。 ※PPPは投稿内でHTMLが使えるのでこれに依らずにHTMLタグを投稿しても使えます。

  1. env/templates/template_view.php</body>直前に以下のコードをはりつけてください。
    PPP設置フォルダと別の階層にuse-dreamphp.min.jsをアップロードする場合は、適宜src値を書き換えてください。相対パスは./から始めると、相対パスは./から始めると、アクセスURLにあわせてパスも書き換わります。
    <script src="./use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
    <script> new dreamphp({
    	method: 'class',
    	classPrefix: 'user_',
    }); </script>
  2. 書き換えたファイルとuse-dreamphp.min.jsをアップロードしてください。
  3. ユーザー定義スタイル({.UserCSSName}~{/.})の呼び出しの記法に従ってして記述して投稿してください。
    カスタム表示したい場合は、カスタム表示タイプも指定できます。カスタム表示についてはclass属性を設定した要素を置き換える > カスタム表示の項目を参照してください
    {.項目番号}デフォルト名{/.}
    {.項目番号カスタム表示タイプ}デフォルト名{/.}

wordメゾッドで使う

  1. env/templates/template_view.php</body>直前に以下のコードをはりつけてください。
    PPP設置フォルダと別の階層にuse-dreamphp.min.jsをアップロードする場合は、適宜src値を書き換えてください。相対パスは./から始めると、アクセスURLにあわせてパスも書き換わります。
    <script src="./use-dreamphp.min.js" charset="UTF-8"></script>
    <script> new dreamphp({
       method: 'word',
       wordFormat: 'square',
       wordScope : '#contents-area'
    }); </script>
  2. 書き換えたファイルとuse-dreamphp.min.jsをアップロードしてください。
  3. 以下の文字列を、項目番号を該当のものに差し換えて記述して投稿してください。
    カスタム表示したい場合は、カスタム表示タイプも指定できます。カスタム表示については設定の範囲内にある設定の文字列を置き換える > カスタム表示の項目を参照してください。#defName オプションでデフォルト名を設定することもできます
    [NAME項目番号]
    [NAME項目番号:カスタム表示タイプ]

WordFormatオプションcurlyhash以外にしてください。PPPの独自記法やMarkdownコマンド、タグ前の「#」との誤認識で誤変換されたり不具合が起こる可能性があります。
テンプレートを書き換えていてHTML構造が変わっている場合は#WordScopeオプション、項目番号9以降も変換したい場合や置き換え対象の文字列を独自に変えたい方は#wordsオプションを確認してください。

トラブルシューティング

うまく動かない
use-dreamphp.min.jsがアップロードしてあるか、またuse-dreamphp.min.jsの読み込みパスが正しいか、書き換えたファイルが上書きできているか確認してください。
お使いのdream.phpと作成したファイルやuse-dreamphp.min.jsを読み込んでいるスクリプトがUTF-8か確認してください。
ブラウザがjavascript対応(有効)になっているか確認してください。
極端に古い環境は切り捨ててるので動きません。そうでないのに動かない場合は環境を添えてご連絡ください。出来る限り確認します。
オプション追加したら動かない
オプション名やその値、':,などの書き損じがないか確認してください。
このスクリプトやスキンではどう使えば?
使いたいスクリプトやスキンを添えてご相談ください

他、設置に際する質問やサポート、うまくいかなかった部分、要望、お気づきの点などがあればメールTwitterでお受けしています。